レンズによるボケ具合を色々調べてみた

ここでは、「レンズによるボケ具合を色々調べてみた」 に関する記事を紹介しています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
先日よりデジ一眼の購入を考えていたという真弓さんが、予定をちょっと(?)早めて購入されたそうです

そこで、レンズによって、どれだけ背景がボケるのか?ということで、色々手持ちのレンズを取っ替え引っ替えして撮影してみました。

まずは、撮影条件について
P1040414.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + G20mm/F1.7 ]

手前の「被写体」にセイバーさん。「背景」を想定した奥の被写体としてGSCのセイバー・リリィを配置。
両者の距離は、ローテーブルの大きさの都合から、おおよそ33cm程度で「被写体」と「背景」の距離は固定したまま。
全て絞り開放で撮影。

手前にあるのが使用したレンズ達。
向かって奥、左側から
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-F5.6
(マイクロフォーサーズ用 標準ズームレンズ)

LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
(マイクロフォーサーズ用 単焦点マクロレンズ)

手前、左側から
NewFD 50mm/F3.5MACRO
(Canon製 NewFDマウント 単焦点マクロレンズ MFレンズ)

NewFD 50mm/F1.4
(Canon NewFDマウント 単焦点標準大口径レンズ MFレンズ)

そして、一番右下にあるのが「マイクロフォーサーズ/FDマウントアダプタ(レイコール製マウントアダプタ)」

さらに写真には写っていませんが、
LUMIX G 20mm/F1.7
(マイクロフォーサーズ用 単焦点レンズ パンケーキレンズ)

の、計5本のレンズを使ってみました。

この中で、開放F値が最も小さい(F1.4)レンズと、標準ズームレンズを比較。
P1040415.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + G20mm/F1.7 ]
レンズの直径の差が、はっきりとわかります。



背景がボケた写真が、常に良い写真では無いのですが、じゃぁ、どんな写真が良いかというと、やはり「撮影者の意図通りにボケがコントロールされた写真」が、(ボケ量・ボケ質に関して)良い写真と言えるかなぁ。
※そして明るいレンズは、「絞りの開き具合を調整することで、ボケ量のコントロールができる」という意味で、表現の幅が広いとはいえます。

ということで、この前提を踏まえて、どんな感じにボケるかをテストしてみます。



まずはPanasonic製のマイクロフォーサーズ専用標準ズームレンズの場合
P1040399.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + G_VARIO14-45mm/F3.5-F5.6 ]
P1040400.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + G_VARIO14-45mm/F3.5-F5.6 ]

被写体との距離は、このレンズのほぼ最短撮影距離である30cm程度で、画角はこのレンズの望遠端となる45mm(90mm相当)

奥のセイバー・リリィの輪郭がぼんやり見える感じです。
絶対的なボケ量は少ないですが「こういうバックグラウンドで撮った写真」なんだ、ということを見る人に意識させたいときに、ちょうど良さそうなボケ量です。
自然な雰囲気で、こういうのも好きですねぇ

続いて、Canon製の今は廃止されたNewFDマウント用 単焦点標準レンズ MFレンズ
P1040406.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + Canon NewFD50mm/F1.4 ]
P1040405.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + Canon NewFD50mm/F1.4 ]

ここでいう「標準レンズ」は、焦点距離50mmの単焦点レンズを指しています。

開放F値は1.4と、2を切る値ともなると、背景に「何かある?」という程度までボケてくれます。
一枚目は被写体の瞳にピントを合わせていますが、手甲の部分も標準ズームレンズの背景並みにボケてますね。

また背景にピントを合わせた時なんかは、「なんか手前に黄色い物体があるような?」というレベル。

かなりボケるのですが、このレンズは最短撮影距離が45cmと、そこそこ距離が必要で、本来は「物撮り」よりもポートレートのように、人物撮影に向いたレンズと言えそうです。

続いてPanasonic製のマイクロフォーサーズ専用 単焦点パンケーキレンズ
P1040411.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + G20mm/F1.7 ]
P1040412.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + G20mm/F1.7 ]

同様に開放F値が2を切る明るいレンズです。
画角(焦点距離)の違いから、背景が思いっきり見えちゃってますね。

この撮影コンディションだと、背景のボケ具合は標準ズームレンズとあまり変わらないかな?

マイクロフォーサーズの20mmレンズは、35mmレンズ換算で40mm相当
人間が目で見た時の画角は、おおよそ50mm相当と言われるので、それよりも少し広角気味に写るレンズですので、スナップ撮影に向いたレンズです。
それでいて、パンケーキタイプなので薄くコンパクト。
レンズに手ぶれ補正はついていませんが、そもそも明るいので手ぶれもおきにくく、色々な場面で使える万能選手です。

続いて、Panasonic製のマイクロフォーサーズ専用 単焦点マクロレンズ
P1040401.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + LEICA DG_MACRO-ELMARIT_45mm/F2.8 ]
P1040402.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + LEICA DG_MACRO-ELMARIT_45mm/F2.8 ]

標準ズームレンズの場合と同じ距離のまま、レンズだけを交換する形で撮影。

焦点距離は45mmで、標準ズームレンズの望遠端と同じ画角になりますが、開放F値は2.8と標準ズームレンズよりも明るくなっています。
より絞りが開いた形になるので、標準ズームレンズよりも背景もボケて、「何かあるな」ということはわかっても、形の判別は難しいレベルに。

また被写体にピントを合わせた時、開放F値がより小さいはずのNewFD 50mm/F1.4と同じくらい背景がボケていますが、NewFD 50mm/F1.4は最短撮影距離が45cm、対してこちらのマクロレンズは30cmくらいの距離で撮っているので、開放F値は大きくても、同等レベルのボケ量を稼ぐことができています。



ここまでが、「絞りを開くことで、よりボケる写真を撮る」という場合のテストでした。
続いて、「レンズを被写体に近づけて、よりボケる写真を撮る」場合のテスト。

まずはCanon製 NewFDマウント用 単焦点マクロレンズ MFレンズ
P1040407.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + Canon NewFD50mm/F3.5MACRO ]
P1040408.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + Canon NewFD50mm/F3.5MACRO ]

最短撮影距離は25cm
見ての通り、背景の色が、もうとろけちゃってます。

よくマクロレンズの撮影サンプルで見る花の写真も、このような撮影コンディションになります。
フィギュア撮影で、ここまで寄る必要は殆ど無いと思いますが、撮影対象によっては、ここまで寄って撮れる、ということがアドバンテージになったりしますね。

そして最後に、Panasonic製のマイクロフォーサーズ専用 単焦点マクロレンズで最短撮影距離で撮影したケース
P1040409.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + LEICA DG_MACRO-ELMARIT_45mm/F2.8 ]
P1040410.jpg
[ Photo : Panasonic LUMIX DMC-GH1 + LEICA DG_MACRO-ELMARIT_45mm/F2.8 ]

このレンズの最短撮影距離は15cm
背景に何が有るかは、もう判別不可能な領域に。
ここまでくると、「何を写したいのか」が極端に明確になりますね。

ここまで近接して撮る必要は普通はありませんが、言い換えれば撮影時の自由度が高いわけで、色々な場面での応用が利きます。
※被写体の大きさは距離で調整、ボケ量は絞りの開き具合で調整できるので。

その自由度の高さから、このレンズの購入後、室内での撮影における使用頻度が一番高く、出番の多いレンズとなっています。



こうやって色々なレンズのボケ具合を見ていると、そのレンズの特性によって随分違ってくることがわかります。
どのレンズも、そのレンズにあった使いどころがあって、はまれば非常に高いパフォーマンスを発揮してくれる、これがデジ一眼、レンズ交換式カメラの面白いところなんだと思います。

関連記事

関連タグ : DMC-GH1,

コメント
この記事へのコメント
なにやら大掛かり?な実験をしていただきましたねw
なるほど、レンズの特徴が少し分かってきたと同時に、最短撮影距離が思ったより重要ということがわかりますね。
二つ目のレンズ購入の際の参考にさせていただきます。
ところで、Mフォーサーズ用のマウントアダプタはそれこそ種々のレンズに対応出来るよう色々出てると思うんですが、何故NewFDマウントを選んだのかお聞きしたいところ。
安いから?w
2010/04/03(土) 12:00 | URL | mayumi #tVjS75jo[ 編集]
撮影そのものよりも、文章を書く方に時間がかかりましたねぇ
ボケ具合は、仰るとおり撮影距離によって状況がコロコロ変わるので、この結果もあくまで参考と言うことで。

やはり自分で色々撮ってみるのが一番です。
その上で、自分が撮りたいモノにあったレンズを購入されると良いかと~w

> 何故NewFDマウントを選んだのか
うむ、レンズが他のマウントと比べて安いからですw
※まぁ、85mm/F1.2なんていう明るいレンズだと中古でも5~6万円くらいしますが・・・

いつだか月を撮ったときに使ったジャンクレンズだと、1000円くらいで買えちゃいましたからねぇ

次は、私が持ってる望遠系(100mm以上)のレンズでもボケ具合をテストしてみようかな。
2010/04/03(土) 14:22 | URL | シンゴ #NqNw5XB.[ 編集]
きのう、ブレイブハートと夜兎がレンズ配置した。
それですいようが意味したよ♪
だけど、ふげんと背景とか想定したいなぁ。
2010/04/04(日) 15:21 | URL | BlogPetのあすろん #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://fow1228.blog87.fc2.com/tb.php/1261-21a277dd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。